火災保険とは?火事の損害からあなたを守る「住まいの保険」を解説
2024.10.18
火災保険は、火災や自然災害、盗難などの事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険です。
火事による経済的なリスクをカバーし、安心して生活できるための「住まいの保険」と言えるでしょう。
火災保険への加入を検討している方は、ぜひこの記事を読み進めてみてください。
□火災保険とはどんな保険?
火災保険は、損害保険の一種で、火災や落雷、風水害などの事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険です。
建物とは、建物本体やそれに付帯する門・塀・物置などのことで、家財とは建物の中にある家具や衣服などのことを指します。
例えば、自宅で火災が発生し、建物や家財が損害を受けた場合、多額の費用がかかります。
家を建て直したり、家具をそろえ直したりするには、かなりの費用がかかってくるでしょう。
火災保険は、そのような火災による経済的なリスクをカバーしてくれる「住まいの保険」です。
私たちが安心して日常を過ごすうえで、決して欠かすことのできない“もしものときの備え”と言えるでしょう。
1:保険の対象は「建物」か「家財」か「建物+家財」
「保険の対象」とは、補償が適用される対象のことです。
火災保険では、その保険の対象を①建物のみ、②家財のみ、③建物+家財の3つの中から選ぶことができます。
改めて確認しておくと、「建物」は建物本体やそれに付属する門・塀・物置・車庫など「建物に付帯していて動かせないもの」です。
それに対して「家財」は、家具・テレビ・冷蔵庫・衣類・カーテンなど「建物の中にあり動かせるもの」だと覚えておきましょう。
2:保険の対象を建物のみにした場合、家財が損害を受けたとしても補償を受けられないことに注意が必要です。
あくまで家具や家電製品、衣類が補償となるのは、保険の対象に家財が含まれている場合のみです。
この点は、火災保険の検討時に必ずチェックしておくべきポイントだと言えます。
3:自分に適した保険の対象の選び方は、「住宅が持ち家か。賃貸か。」「家財が多いか。少ないか。」など暮らし方に応じて変わってきます。
例えば、賃貸住宅に住んでいる場合、建物の火災保険には大家さんが加入していることがほとんどです。
したがって、自分で加入する火災保険では保険の対象に建物を含める必要はないので、「家財のみ」で良いでしょう。
このように保険の対象を決めるときには、自分の生活状況を踏まえてよく考えるようにしましょう。
□火災リスクから考える火災保険の必要性
火災は、自分自身で起こす可能性もあるし、周りの火災に巻き込まれる可能性もあります。
火災保険は、自分の家が出火元となった場合だけでなく、周りの火災に巻き込まれた場合でも、経済的な損失をカバーしてくれるため、加入しておくことが大切です。
1:火災事故の現状とは。
総務省消防庁の統計によると、令和2年の総出火件数は3万4,691件で、単純計算で1日につき95件の火災が起こっていることになります。
この件数には山火事や車両火災なども含まれていますが、このうち建物火災の件数は1万9,365件と半数以上を占めています。
令和3年1月1日時点での日本全国の世帯数は約5,950万世帯となっているので、火事に見舞われる確率は0.04%以下であると言えます。
2:このデータから、「ほとんど火事に遭うことがないのなら火災保険なんて必要ないのでは。」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし、たとえ火事に遭う確率がわずかであったとしても、火災にともなう経済的なダメージは極めて大きく、火災保険がないと生活そのものが破綻してしまう恐れがあるからです。
3:火災のリスクは大きく分けて、①自分の家が出火元で火災を起こしたケース、②周りの火災に巻き込まれたケースがあります。
それぞれ具体的にどんなリスクなのかを理解し、火災保険の必要性について見ていきましょう。
□まとめ
火災保険は、火災や自然災害、盗難などの事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険です。
火事による経済的なリスクをカバーし、安心して生活できるための「住まいの保険」と言えるでしょう。
火災保険の加入を検討する際は、自分の生活状況やリスクを考慮し、適切な保険内容を選ぶことが大切です。
当社では災害に強い平屋の形の家に精通しております。
ぜひ家づくりを検討されている方はお気軽にお問い合わせください。