住宅ローンを組むまでの流れを注意点とともに解説!

2024.09.02

住宅ローンを組むことは、人生における大きな決断の一つです。
マイホーム購入を検討されている多くの方が、住宅ローンの手続きの複雑さに戸惑っているのではないでしょうか。
この記事では、住宅ローンの申込みから融資実行までの流れを注意点とともに1つずつ解説していきます。

□住宅ローンを組むまでの流れ

住宅ローンの申込みから融資実行までの流れは、大きく4つのステップに分けられます。
それぞれの手順と注意点を確認しながら、スムーズに手続きを進めていきましょう。

1:情報収集・相談

住宅ローンの申込みの前に、まずは自分の状況に合った住宅ローンを見つけることが重要です。
金融機関によって金利や返済期間、諸費用などが異なるため、複数の金融機関の情報を比較検討しましょう。
インターネットや住宅情報誌、不動産会社などで情報収集を行い、自分に合った住宅ローンを見つけ出すことが大切です。
また、金融機関に直接相談することで、より具体的なアドバイスを受けることができます。

2:審査申込み

情報収集・相談を済ませたら、いよいよ住宅ローンの申込みです。
住宅ローンの審査は、事前審査(仮審査)と本審査(正式審査)の2段階で行われます。

・事前審査(仮審査)
事前審査は、本審査の前に、簡易的な審査が行われます。
金融機関に必要事項を申告することで、概ねの融資可否を判断してもらえます。
事前審査は、購入を検討している物件が決まった段階で行うのが一般的です。
事前審査が承認されなければ、物件の売買契約等の手続きに進められないため、事前に確認しておきましょう。

・本審査(正式審査)
事前審査が承認されたら、本審査に進みます。
本審査では、事前審査よりも詳細な情報に基づいて審査が行われます。
本審査の審査期間は、事前審査よりも長く、1週間~2週間程度かかる場合が多いです。

3:契約

本審査が承認されると、金融機関との間で金銭消費貸借契約を締結します。
同時に、担保となる物件の土地・建物に抵当権を設定するための抵当権設定契約や、保証会社が金融機関に対して債務を保証することを委託する保証委託契約を締結します。
住宅ローンの契約には、金融機関、保証会社、司法書士など、複数の関係者が関わります。

4:融資実行

契約が完了すると、融資実行に移ります。
融資実行とは、住宅ローンを利用して借りた資金が、申込者の口座に振り込まれることです。
契約書類に不備がなければ、あらかじめ指定した日時に融資実行され、申込者の口座に資金が振り込まれます。
この資金を不動産会社や工事請負業者などへの支払いに充て、支払いが完了すると、住宅の引渡しが行われます。

 

 

□住宅ローンの申込み時の注意点

住宅ローンの申込みをスムーズに進めるためには、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。

1:諸費用

住宅ローンの申込みには、諸費用が発生します。
申込みや審査そのものに費用がかかるわけではありませんが、無料で住宅ローンを組むことはできません。
審査の必要書類を発行する代金、契約を交わす際の印紙税、保証会社に支払う保証料、住宅ローン事務手数料などが発生します。

2:口座残高

融資実行後は、翌月または翌々月から返済が開始されます。
指定した口座で自動引落としを設定し、毎月返済していくのが一般的です。
返済の遅延は、最悪の場合、自宅を手放すことにもなりかねないため、初回返済日までに口座残高を確認しておくことが大切です。

□まとめ

この記事では、住宅ローンを組むまでの流れを解説しました。
住宅ローンの申込みは、複雑で不安に感じる方も多いですが、事前にしっかりと準備しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。
この記事を参考に、安心してマイホーム購入に臨んでください。

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