造成工事とは?造成工事が必要な土地の特徴
2024.09.18
家づくりをする前に造成工事が必要なケースがあります。
造成工事は土地を用途に合わせて整備するための工事で、安全な家をつくるために重要です。
この記事では、造成工事の種類や内容、必要な土地の特徴を解説していきます。
□造成工事とは?
造成工事とは、土地を目的や用途に合わせて整備するための工事です。
宅地造成、土地造成、斜面造成など、さまざまな種類があり、土地の形状や地盤の強度などに応じて必要な工事が異なります。
1:宅地造成
宅地造成とは、土地を住宅用地として整備するための造成工事です。
具体的には、下記のような工事が含まれます。
・土地の平坦化
・地盤改良
・排水設備の設置
・道路の整備
2:土地造成
土地造成は、宅地造成以外にも、工場や商業施設などの建設用地、公園や駐車場などの整備など、さまざまな用途の土地を整備するための造成工事です。
3:斜面造成
斜面造成は、山の斜面など、傾斜のある土地を平坦化したり、階段状にしたりする造成工事です。
斜面は崩れやすい場所であるため、安全性を確保するために、擁壁や法面保護などの工事が行われる場合もあります。
□造成工事が必要な土地の特徴
造成工事が必要な土地には、以下のような特徴があります。
1:変形している土地
変形している土地は、そのままでは建築物や施設の建設に適していない場合があり、造成工事によって四角形などの使いやすい形に整える必要があります。
2:高低差が大きい土地
高低差が大きい土地は、平坦化するために盛土や切土などの工事が行われます。
3:地盤が弱い土地
地盤が弱い土地は、地盤改良などの工事が行われます。
地盤改良とは、地盤の強度を高めるために、人工的に改良を加える工事です。
地盤改良の方法には、様々なものがありますが、代表的なものとしては、下記のようなものがあります。
・砕石・砂利などの材料を混ぜて地盤を強化する「混合攪拌工法」
・セメントミルクや薬液を注入して地盤を固める「薬液注入工法」
・鋼管杭やコンクリート杭を打ち込んで地盤を補強する「杭基礎工法」
地盤が弱い土地に家を建てる場合は、地盤改良工事が必須となる場合もあります。
4:その他
造成工事が必要となる土地は、上記以外にも、下記のような土地があります。
・傾斜地
・水はけが悪い土地
・土壌汚染された土地
□まとめ
造成工事は、土地を目的や用途に合わせて整備するための重要な工事です。
造成工事が必要な土地には、変形している土地、高低差が大きい土地、地盤が弱い土地などがあります。
造成工事を行うことで、土地を安全かつ有効に活用することができます。
土地の購入や家の建築を検討する際には、造成工事の必要性について、事前にしっかりと確認しておきましょう。
当社では一緒に土地を探す段階からサポートいたします。
家づくりをご検討されている方で土地探しに不安がある方は、ぜひ当社に一度ご相談ください。