平屋は防犯性が高くない?防犯を強化する対策とともに解説!
2024.09.30
平屋は開放的で明るく、家族みんなが集まりやすい空間として人気ですが、一方で防犯対策の難しさも指摘されています。
「平屋は窓や出入口が多く、侵入されやすい」「広く開けた場所に建てることが多いので、生活の様子がわかりやすい」といった声も耳にするかもしれません。
しかし、適切な防犯対策を施すことで、平屋でも安心安全な暮らしを実現することは可能です。
□平屋はなぜ防犯が難しいと言われるのか?
平屋は、構造上、防犯対策が難しいと言われることが多いですが、その理由は主に2つあります。
1:窓や出入口が多い
平屋は2階建てと比べて、1階部分の床面積が大きくなるため、窓や出入口の数が多くなる傾向にあります。
これは、同じ広さの住居を建てる場合、平屋は2階建てよりも、侵入しやすい1階部分の床面積が広く、それだけ窓や出入口の数が増えることを意味します。
窓や出入口が多いということは、それだけ侵入されやすい箇所が増えることを意味し、防犯対策の必要性が高まります。
2:生活の様子がわかりやすい
平屋は2階建てと比べて、周囲から生活の様子が見えやすく、生活リズムや家族構成などが把握されやすい傾向があります。
これは、平屋は1階部分に窓や出入口が多く、また周囲に高い建物がない場合、生活空間が外部から見通せるためです。
そのため、空き巣などの犯罪者にとって、侵入のしやすさだけでなく、事前に情報収集を行いやすいという点も、平屋が狙われやすい理由の一つと考えられます。
□平屋の窓・出入口の防犯対策
平屋は、窓や出入口の防犯対策をしっかり行うことが、安全な暮らしを実現するために非常に重要です。
ここでは、具体的な対策方法とその効果について詳しく解説していきます。
1:防犯ガラス・防犯フィルム
窓ガラスを割って侵入する手口は、空き巣の定番的手法です。
そこで有効なのが、防犯ガラスや防犯フィルムです。
防犯ガラスは、通常のガラスに比べて強度が高く、簡単に割ることができません。
防犯フィルムは、窓ガラスに貼ることで、ガラスが割れても破片が飛び散らないようにする効果があります。
防犯ガラスや防犯フィルムは、侵入に時間と労力を要させることで、空き巣を諦めさせる効果が期待できます。
また、防犯効果だけでなく、飛散防止効果も期待できるため、地震や台風などの災害時にも役立ちます。
2:面格子
面格子は、窓の外側に設置する格子状の柵です。
窓の開口部を覆うことで、侵入を困難にする効果があります。
面格子は、デザイン性も高く、様々な種類があります。
窓のサイズやデザインに合わせて、最適な面格子を選ぶことが大切です。
3: 補助錠
補助錠は、窓やドアに、既存の鍵とは別に設置する鍵のことです。
補助錠を設置することで、鍵を複数個かけることができ、侵入をより困難にすることができます。
補助錠は、窓やドアの種類に合わせて様々なタイプがあります。
例えば、窓用補助錠には、窓枠に取り付けるタイプや、ガラスに貼るタイプなどがあります。
4:防犯センサー
防犯センサーは、窓やドアが開けられたり、人が近づいたりした際に、警報を発する装置です。
侵入者を威嚇する効果だけでなく、周囲に知らせ、防犯効果を高める効果もあります。
防犯センサーは、設置場所や検知方法など、様々なタイプがあるので、家の構造や防犯対策のニーズに合わせて、最適な防犯センサーを選びましょう。
5:照明
照明は、防犯対策において重要な役割を果たします。
夜間、家の周りが暗い場合は、空き巣にとって侵入しやすい環境となります。
玄関や庭などに照明を設置することで、周囲を明るくし、防犯効果を高めることができます。
防犯効果の高い照明としては、センサーライトやLED照明などが挙げられます。
センサーライトは、人が近づくと自動的に点灯するため、防犯効果が高いです。
LED照明は、消費電力が少なく、長寿命であることから、近年注目されています。
□まとめ
平屋は、窓や出入口が多いため、防犯対策が重要です。
窓や出入口への対策として、防犯ガラス・防犯フィルム、面格子、補助錠などを設置することで、侵入を困難にすることができます。
また、防犯センサーや照明を設置することで、防犯効果を高めることができます。
平屋に住む、または平屋を建築することを検討している方は、これらの防犯対策を参考に、安心安全な住まいを実現しましょう。